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チーム・ギンクラ第7回本公演
「365枚目のスケッチブック」
 
2017年、新年早々、正月気分が抜けきる前に行った第七回本公演。
この作品が今までの作品と大きく違うところは、タイトルからもなんとなくわかると思うが、過去最長の一年間の話というところだ。
あるボロアパートを通して、住人やそれに関わる人たちが、1年間でどう成長していくかを描いた作品。
そして舞台美術に関しても今までで一番檜山がワガママを言った作品かもしれない。
季節の移り変わりを表現しなければいけないのに、アパートの中という暴挙。
それに昔からやりたかった、ひきこもりの女の子を部屋から出すという話もプラス。
いろいろな会議が行われた
美「季節感が分かりづらいと思うんですけどどうします?」
檜「じゃあ玄関に窓をつけましょう。季節と時間帯はそこで表せるようお願いします。それと音響でセミとか鈴虫とか」
美「あ…はい」
音「春と冬どうする?」
檜「雰囲気で」
音「…は~い」
照「季節って窓しか表現できない?」
檜「そうっすね。できれば昼も夜も表現したいっす」
照「あ…了解」
監「台本上、誰が入ってくるかわかったらダメなボケがあるんで窓ついてたらばれるんじゃないですか?」
檜「じゃあ窓は曇りガラスみたいに見えないやつで」
美「あ…はい」
檜「あっそれと引きこもりの子が部屋の玄関で、アパートの住人の事を気にしてる感じにしたいんで、玄関をスケルトンで見せたいです」
美「…はい。ちなみに一回に部屋って何部屋あります?」
檜「引きこもりの子と管理人室ともう一人の計3つで」
美「3つ?」
檜「はい。あっ少ないですか?」
美「いや、多いんです。お芝居だったら1つと玄関とかが普通かと」
檜「じゃあ3つで」
美「…はい」
音「ちなみにどのシーンがどの時間帯とか決まってる?」
檜「まったく」
照「まったく?」
檜「はい。本番までには決めます」
照「本番までに?」
檜「それじゃよろしくお願いしま~す」
一同「お願いしま~す…はぁ~」
こんなやり取りがあったとかなかったとか。
とにかくこだわりが詰まった心温まる作品である!

 

◆あらすじ◆

坂の上にあるアパート
『メゾン坂の上』
泣いたり笑ったり怒ったりしながら、いろんな人間がいろんな想いを抱えて生きている。
これはそんな人々の一年前の物語。

◆出演◆
佐藤雅美・小林彩乃・堀晃大・太田純平
中谷真由美・南大介・山本偉地位・鈴木のぞみ・行田裕哉・金沢藍・谷口慎吾・河村大・白石将悟・石塚彩花・satsuki・雅野友里恵・原田将司・西山美海・北村麻衣子・キベハルカ・近藤優衣・成澤将来

◆日程◆
1月9日~1月15日
9日(祝月) 14時~、19時~
10日(火) 14時~、19時~
11日(水) 14時~、19時~
12日(木) 19時~
13日(金) 14時~、19時~
14日(土) 13時~、18時~
15日(日) 12時~、16時~

◆場所◆
テアトルBONBON
(JR中野駅徒歩7分)

◆料金◆
前売り3,500円、当日4,000円

Team Ginkura 7th Play

「365枚目のスケッチブック」

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